究極のところ、

確かな審美眼の持ち主であれば、

どのような社会でも

生きていくことができると思っています。

価値あるモノを

適切なタイミングで

適切な場所に

モノを見る眼を磨くためには、

どんな感覚や感情もジャッジすることなく

感じ味わい尽くすことが大切。

飛び込んでくるあらゆる感覚から

気づきや知識を融け込ませること。

眼だけではなく、五感で味わう。

音や香り、ココロや感情は眼に見えないように、
魅力的な佇まいはそこに醸され、漂います。

全身で感じてください。

本質的なモノの見方を知ること、
学ぶことは必要です。

ただ、学びを全て

鵜呑みにする必要はありません。

知識は大切ですが、頼り過ぎると
感受性がとじてしまいます。

自身の内側に湧き起こった感情や、
体験を通した気づき、発見が最も大切です。

しかし、知識がなければ

気づきも自分の思考枠で留まり

新たな発見も生まれません。

感性で感じたものの答え合わせや

創造のためには知性が必要。

両輪あってこそ、なのです。

「なぜ美しいのか」
「なぜ心地良いのか」を言語化する。

また逆に「違和感」や居心地の悪さなども。

最も大切なことは自分の感覚。

後付けでOK！論理的に考えてみてください。

美しいものの共通項を発見できたり、
再現性に気付くことができるかもしれません。

言語化は審美眼を磨く土台です。

感じているものをしっくりくる言葉で

表現すると、相手に伝わります。

何より、気分が上がります。

自分の「好き」を分析することで、

納得感が生まれ、

自分自身を肯定することにつながります。

それを日々続けていくことで

審美眼は磨かれていきます。

「美しさ」というものは、複合的なものです。

一面だけでは説明できません。

幾つにも重なり形づくられています。