
こんにちは靖乃
(@yasuno_living)です。
「一つのことを極められない」とずっと悩んで来たあなたへ
様々なことに興味を持ち、
すぐに行動するのだけれど、
ある程度のところまで行くと
飽きが来て他のことをしたくなる。
周りからは
「色んなことが出来てすごいね」
って言われることがあるけれど、
自分の中では
「でも私はスペシャリストではない・・・」という葛藤。
初対面の時の自己紹介
「お仕事は何を?」
という質問にいつも詰まってしまう。
そんなお悩みはありませんか?
何を隠そう過去の私のこと。
以下のチェックリストで
「YES!」の答えが多い方にはきっと、
これからの生き方や働き方を
肯定できるきっかけになるかもしれません。
- 「大人になったら何になりたい?」と言う問いに困ったことがある。
- 天職が見つからない(天職かもしれないと、いろいろ飛びつきがち)
- 中途半端で飽きっぽい
- 何をやっても長続きしない
- 「なりたいもの」を一つに絞れず 困っている。
- やりたいことを一つだけ選んで、残りをすべて捨ててしまうなんてイヤだ
マルチ・ポテンシャライトとは
マルチ・ポテンシャライトとは、
エミリー・ワプニック『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という本の中で語っている言葉です。
マルチ(multi: 複数の)+ポテンシャル(potential: 潜在能力)+アイト(-ite:人)
さまざまなこと・分野に興味をもち、
多くのことをクリエイティブに探究する人のこと。


これまで、様々なビジネス書にも
生産性を上げるノウハウなどにも、
「一つのことに絞ること」「◯◯の専門家」
としての方が周りにも説明しやすくわかりやすいと書かれており、
一つの仕事を貫いている人を見ると
私自身、羨ましさや憧れを抱き、
自分の中でどうにか取捨選択しよう、
「一つに絞ろう」と葛藤してきました。
しかし、絞ろう絞ろうとすればするほど、息苦しくなり、小さく狭い枠が窮屈になり、嫌になってしまう。
そんな私をその制限や思い込みから解放したのが
この本で言われる「マルチ・ポテンシャライト」という概念だったのです。
一つのことに集中せず、様々なことへ興味を持つことへのネガティブなイメージ
元々、教育や心理学の世界で
「Multipotentiality」という言葉があり、
日本語だと「多重潜在力」「多能性」と言うことができます。
しかし「多重潜在力」「多能性」という
ポジティブな側面の反面、
「次々に興味のあることに移っていく」
「同時に多くに興味を持つ」という行動だけ見ると
きっと、「飽き性」「器用貧乏」「根気がない」などとネガティブな側面が強調されることも多いのではないでしょうか。
私に両親も、スペシャリストや職人さんをリスペクトしており、私にもそうなってほしいという想いが強かったように思います。
これは私たちの生まれ育った社会や文化が暗黙知で
「人は何かに専念してやりとげ専門家になることが素晴らしい」
という価値観を持っていることの表れです。
その中で生きているマルチ・ポテンシャライトのような私たちは
生きづらさや自分への自己否定感でいっぱいになってしまっていました。
しかし、そんな自分を受け入れ、それが自分の個性であると認めた時かとても生きやすくなったし、自分を発揮できていると感じられるようになったんですね。
コンプレックスは強みである
私がずっと伝えていることでもありますが、
コンプレックスは味方、捉え方次第で強力な強みになるということ。
このマルチ・ポテンシャライトの概念にも言えることだなーと共感しました。
エミリーは著書でこう言ってくれています。
マルチ・ポテンシャライトの5つのスーパーパワー
- アイディアを統合できる
- 学習速度が速い
- 適応能力が高い
- 大局的な視点を持っている
- 様々な分野をつなぐ「通訳」になれる
アイディアを統合できる
複数のコンセプトや分野が交わる場所で、新しいものを生み出すことが得意。
世の中は全く新しいものをゼロから生み出すよりも、既にあるものとあるものの組み合わせで成り立っていることが多い。
様々な社会問題に対しても一つの分野だけでなく、その交差地点、ニッチな隙間から新たな価値や問題解決を生み出せるのは私たちの強みなのです。
その分野のセオリーや「こうあるべき」「これが当然である」という枠がない分、自由で独創的な視点からその事象を捉えられることができるからです。
学習速度が速い
毎回初対面の方やビジネスでご一緒する場合、よく言われるのが「センスがいいですね」「飲み込みが早い、回転が早いですね」という言葉。
魅力や興味を感じることには、熱心に没頭して取り組むし、その情熱のおかげで短期間で最大限に吸収すする。
また他分野で培ってきたスキルや概念を新しい分野でも応用することで素早く理解したり自分のものにすることができる。
勉強やスポーツ、物事の上達や習熟が速い人のことをファーストラーナーと言いますが、この特性を持つんですね。
要領がとてもよく、「最初はみんな初心者」というマインドで新しいことへの抵抗も少なく、比較的スムーズに習得していきます。
適応能力が高い
マルチ・ポテンシャライトは様々な状況や役割を楽しむことができ、クライアントや顧客のニーズに合わせ、多彩なスキルを活かすことができる。
この変化の激しい時代にもしなやかに生きていけるし、複数の収入源を持っていることから、時代や経済の変化に合わせてどの事業を拡大するかなど柔軟に適応できる。
もはや今の時代においては適応能力や財産というより必需品に近いものになっています。
大局的な視点を持っている
マルチ・ポテンシャライトは、
視野が広いので、一つの分野を深く理解しているスペシャリストが見逃しがちな、システム全体の問題に気づける。そして、ある選択が他の部門に影響を及ぼすことを知っているから、事情をよく理解し思いやりのある解決策を生み出せる。
エミリー・ワプニック『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』54ページ
この風の時代、これまでのシステムや概念では限界がきており、その突破口となるのは全く別の角度や視点からの解決策だと感じます。
まさにこの感覚や感性、視点が必要とされている時代なのです。
様々な分野をつなぐ「通訳」になれる
人と人が互いに理解し合い、繋がりをサポートしたり、アイディアとアイディアを繋げるのが大好き。
好奇心が強いので聞き上手だし、色々な人たちの間に入って橋渡しをしたり通訳をすることができる。
学生時代、どんな仕事がしたい?という質問に対し、「人と人との橋渡し、潤滑油のような存在になりたい」という返答をした自分を思い出したし、様々なスペシャリストと関わる中で「ここをもっとうまく伝えたらこの人楽になるのになー」などと感じる部分を伝えることでとても喜ばれた体験を思い出した。
例えば、デザイナーと営業など全く違う感覚の人たちが仕事をする時、コミュニケーションが円滑に行かずに滞ったりするけれど、そのどちらも経験もあるし、理解があるから互いの通訳としてチームをまとめることができるのです。
この5つの強みを持っていることは私たちの大きなパワーになります。
コンプレックスを強みに換えるための課題
もちろん、様々な分野に興味を持ってしまうため、生産性や時間管理などの課題もあります。
これが正解!というものはなく、自分に合った生産性システムを模索し、様々なワークモデルの中で自分に合うものをトライアンドエラーで試していくことが必要です。
マルチ・ポテンシャライトの中には、
いくつものプロジェクトを
同時進行で進めるタイプもいれば
ある期間1つのことに没頭しては、
また別の分野に移っていくタイプもいます。
マーブルでグラデーションがありますし、特に女性の場合はライフステージ合わせて価値観や優先順位も変わります。
この本やブログを通して、
「1つのことだけを継続するスペシャリストにならなくても、もっと好奇心の向くままに、今を大切に、自由に生きていいんだ!」
と軽くなることができれば嬉しいです。
詳しくは、エミリー・ワプニック著のこちらの本をどうぞ。
マルチ・ポテンシャライトが人生を設計していくための、選び方の指針、様々なワークモデルが提案されています。


さいごに
ロールモデルのない生き方は迷いや葛藤、不安もつきものです。
でもだからこそ、自分にフィットするオーダーメイドの生き方や働き方、暮らし方ができる、とも言い換えられるんです。
何度も何度も小さく挑戦し、トライアンドエラーとPDCAサイクルを回しながら自分らしく輝く生き方をデザインする人が増えると嬉しいです。
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